資格を取得していなくても業務に携わることはできる

医療事務の仕事をするために、特別な資格を取得する必要はありません。ただし持っていると働く先を探しやすかったり、給与面で有利となったりするのも事実です。仕事をしながらでも構わないので、医療事務の資格取得を目指して損はありません。

必要なノウハウを資格取得の中から学べる

特に診療報酬請求事務を行う場合は、実務だけで業務を覚えていくのは難易度が高いです。資格取得の過程で制度の仕組みや計算方法などを学べるので、基礎知識として知っておくべきことが試験勉強の中に含まれています。

取得しておいて損はない医療事務の資格

話す女性
no.1

手軽に始めるなら医療事務検定試験

難易度がそれほど高くなく、毎月試験が実施されているので取得しやすいのが医療事務検定試験です。合格率も高いので、きちんと勉強すれば合格できる可能性が高いです。医療保険制度や診察報酬に関する一般的な知識があることを証明できます。未経験の方はまずこの資格取得を目指される方が多いです。

no.2

パソコンに自信をつけるなら医事コンピュータ技能検定試験

会計業務もレセプト業務もほとんどの医療機関でコンピュータを使用して行われています。レセプトは特にレセプトコンピュータと呼ばれるパソコンを利用しており、その使用法を中心にITスキルを問うのがこの試験です。パソコン操作に自信のない方は取得しておくと、現場で戸惑わずに済みます。

no.3

段階的に学習するなら医療情報実務能力検定試験

この資格は診療報酬請求事務を行うための能力を一定持っていることを示せる資格です。1級と2級の2種類が用意されており、段階を追って学習することができます。2級では基礎知識、1級では応用が出題されるイメージです。一般では受けられず、指定校のみからの団体受験となるので注意しましょう。

no.4

少し上を目指すなら医療事務管理士技能認定試験

医科で合格率が60%を切っているので、それなりに難易度は高いですが、しっかりとした事前準備をしておけば突破は可能です。診察報酬請求権事務や窓口業務など医療事務全般の知識を持っていることを証明してくれます。受験自体は手軽にインターネットで可能なので、試験会場まで出向く手間も省けます。

no.5

収入アップを目指すなら診療報酬請求事務能力試験

医療事務資格の中で一番難易度が高いと言われていますが、医療事務の現場で評価の高い資格です。この資格があれば採用や給与の面で優遇されることも多くなっています。これから医療事務の仕事に就きたい人はもちろん、現状の待遇を少しでもアップさせたい方に取得をおすすめする資格です。

医療事務の資格はどれを取得しておいてもお得

ポートレート

資格取得をモチベーションにして自己学習を進めるのがベスト

一度就職してしまうとその場で落ち着いてしまうかもしれませんが、より良い待遇を目指すなら自己学習が必要です。その目標として資格取得を掲げるのは分かりやすく、学習を継続する動機にもなります。取得できれば実際にその恩恵を受けることもできるので一石二鳥です。
これから就職する方も知っておけば現場で役立つ知識ばかりなので、しっかりと学習を進めて損はありません。